福祉と非営利団体の違い
福祉を、社会保障によって行われるものという概念で考えた場合、非営利団体とはどのような違いがあるのでしょうか。
福祉は、高齢者やさまざまな障害を持つ人に、いろいろな保障をするということで、日常生活を送りやすいよう支援するということです。
たとえば、日本では、福祉に関するいろいろな法律があり、福祉六法と呼ばれる法律には、生活保護法、児童福祉法、母子及び寡婦福祉法、身体障害者福祉法、知的障害者福祉法、老人福祉法があります。
そのほか、社会福祉法、介護保険法、障害者自立支援法など、福祉に関する法律の下で、福祉を必要とする人に、人的、物的、そして金銭的なさまざまな手を差し伸べています。
一方、非営利団体とは、あくまでも営利を目的としない活動を行っているということが前提となる団体です。
そして、非営利団体は大きく、公益を目的とする団体と、共益を目的とする団体の2つに分けることができ、これらには、政府組織は含まれないというのが一般的です。
公益を目的とする非営利団体としては、社団法人、財団法人、学校法人、社会福祉法人、職業訓練法人などがあります。
そして、共益を目的とする非営利団体としては、医療法人や中間法人などがあります。
社会保障によって行われる福祉と、非営利団体の行う活動の内容には、一部重なるものや似ているものもあります。
この2つの最も大きな違いとしては、社会保障による福祉は、収益を上げるためのものではないということであるのに対し、非営利団体は、収益を上げることが認められているということです。